年間無失策の夢散る・・・イチローまさかの落球
近頃、イチローらしからぬ弱きな発言がよく聞かれますね。先日、マリナーズ戦来場数の落ち込みにも凹みがちな発言してました。こういう時って不運な事が続くものですよね。ストイックなイチローだけに反省も半端なさそうですが、悔しさをバネにまた観衆を唸らせるプレーをしてくれるでしょう。
『参照記事』
【シアトル12日(日本時間13日)】マリナーズのイチロー外野手(33)が「1番・中堅」で出場したアスレチックス戦の五回、左中間の飛球を落球し、今季初失策。チームは6?5でサヨナラ勝ちしたが、01年から6年連続ゴールドグラブ賞の名手は、昨年9月8日以来のエラーにショックを隠せなかった。打撃では5打数1安打1打点で、打率はリーグ2位の.349。
セーフコ・フィールドを埋めた観客が、静まり返る。信じられない光景に、誰もが、あ然、ぼう然だ。鉄壁を誇る“エリア51”が決壊した。
「消し去ることはできない…」。イチローの言葉も表情も沈みきっていた。3?2で迎えた五回無死一、三塁の守備。ア軍のニック・スウィッシャー中堅手(26)の打球が左中間のフェンス手前に高く上がった。
「僕がレフトのボールと決めつけてしまった」。接近してくるラウル・イバネス左翼手(35)に一瞬、目をやったが、捕球体勢に入るまでの余裕は十分あった。慣れ親しんだ本拠地。名手にとってはごく平凡な飛球を、まさかの落球。同点に追いつかれた。
スコアボードに無情の「E(エラー)」の表示。昨年9月8日のレンジャーズ戦(シアトル)の守備で、中前に転がる安打を弾き、得点を許す失策を犯したのを最後に続いていた連続守備機会無失策は443でストップした。04年のインディアンス戦(シアトル、右翼手)で「生涯初」の落球をしたイチロー。生涯2度目の落球で01年のメジャーデビュー以降、初の年間無失策の夢も消えた。
「(エラーの数で)0が1になったことは、僕にとってはやはり、つらいですね」
六回にはサイヤング賞(最優秀投手賞)の有力候補、ダニー・ハレン投手(26)から中前に汚名返上の勝ち越し適時打。チームはサヨナラ勝ちを収めたが、それでも今年も7年連続のゴールドグラブ賞が確実なイチローは心が晴れない。
「取り返すことなんかできない。そのまま引きずって、(六回以降打席に)入りました」
何を引きずっていたのか? そんな問いに迷うことなく答えた。「乱れだね、精神の」。完ぺきさを求める天才は、自分が許せなかった。久しぶりの劇的勝利に沸くクラブハウスで、「別物だね」というイチローの周りだけは別世界だった。
「消し去ることはできない。それが弱さだといわれれば、弱さ…」
ワイルドカード(各地区2位の最高勝率)争いでは、トップのヤンキースに6.5差。悔しさ未熟さを痛感し、苦境の中、イチローは、さらなる高みを目指す。